キャットフードの選び方 猫の健康のために

キャットフードの選び方,銀のスプーン 猫の食事学

キャットフードって本当にたくさん種類がありますよね!みなさんは何を基準にキャットフードを選んでますか?

よくCMでやってるもの?国産?それとも最近耳にするプレミアムフード?

特に猫を飼い始めたばかりの方は何を買って良いのか本当に迷っちゃいますよね。

そこでここでは、キャットフードを選ぶ際に注意するポイントを、CMでもおなじみの銀のスプーンを例に挙げてみていきたいと思います。おすすめのキャットフードも紹介します!

キャットフードを選ぶときにチェックするポイントは?

チェックポイント

  • 原材料の表示を見て何の肉か分かるもの
  • 穀物を使用していない(少ない)もの
  • 人口添加物を入れていないもの

原材料は安全なものか

良質なキャットフードは原材料がはっきりと明記されています。例えば「チキン」「サーモン」などです。原材料は多いものから順に表記しなければいけないというルールがあります。一番最初に書かれているものが主原料になります。

メイン原材料が何なのかということは、そのフードの栄養価の高さに関わってくることなので一番大切なポイントですね。

穀物が少ないもの、入ってないもの「グレインフリー」が望ましい

猫は本来肉食動物であり、穀物をほとんど消化できない体質です。雑食動物の人間や犬とは、そもそもの体の構造が異なるのです。動物性たんぱく質や脂肪の消化吸収に向いている作りとなっています。

このため、穀物を使用しない「グレインフリー」のフードが猫にはおすすめなのです。穀物ではなくお肉がメインのキャットフードを選ぶことが、猫の健康維持にはとても大切です。

肉でも危険なものがある?

キャットフードの原材料表記を見たときに「○○ミール」や「○○エキス」「○○パウダー」と書かれている場合があります。

この場合は、お肉が主原料でも注意が必要です

これらは副産物と呼ばれており、お肉とはいっても(羽根、トサカ、内臓、骨、糞尿、角、皮など)を粉末状にして配合している可能性もあるのです。とても良質な肉とはいえませんよね。

キャットフードで原材料を確認するときは、肉でも魚でも、生肉が使われたフードを選ぶことが安全性を考えたときに一番良いです。

着色料や保存料などの人口添加物の有無

キャットフードに主に入っている人工添加物は、着色料酸化防止剤です。

特に着色料の「青色 1 号」や酸化防止剤の「BHA」、「BHT」などは発がん性が疑われている危険な人工添加物です。

そんな危険なものが、猫ちゃんが毎日食べるごはんに入っていたと考えると恐いですよね。

もちろん、人間も同様ですが、人工添加物が入ったフードを食べても元気に長生きしている猫ちゃんもいます。ですから、必ずしも発がん性のリスクがすべての猫に当てはまるというわけではありません。

しかし、安全なキャットフードの選び方という観点で見るなら、人工添加物が入っていないほうが病気にかかるリスクが低くなるのは当然だと思います

また、酸化防止剤はフードを長持ちさせるため配合されていますが、BHTBHAを使用せずに、天然のミックストコフェロール(ビタミンE)などで代用可能です。さらに猫は色彩識別能力が低いので、着色量は意味がありません。

つまり、キャットフードに人工添加物が使用されているメリットは全くないということになります。キャットフードを選ぶ時は人口添加物が使用されていないものを選ぶと良いでしょう。

CMでもおなじみ銀のスプーンは?安全なフード?

ここで、CMでもおなじみの有名キャットフード「銀のスプーン」を例にしてみていきましょう。

銀のスプーンはユニチャームが手掛けるキャットフードです。スーパーなどでもよく目にしますよね。猫を飼っている方で愛用されている方も多いのではないでしょうか?

贅沢うまみ仕立て お魚づくし(ドライタイプ)の原材料

贅沢うまみ仕立て お魚づくし(ドライタイプ)の原材料
穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉)
肉類(チキンミール、ポークミール、ビーフミール、チキンエキス
油脂類
魚介類(フィッシュミール、フィッシュエキス、鰹節、煮干パウダー、マグロミール、カツオミール、白身魚ミール、乾燥シラス)
ビール酵母
酵母エキス
ミネラル類(カルシウム、塩素、コバルト、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、マンガン、リン、亜鉛)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)
ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)
着色料(二酸化チタン、赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号)
調味料
酸化防止剤(ミックストコフェロールハーブエキス

では原材料を見ていきましょう!

まず気になるのが穀物の多さですね。

一番最初に表記されているのが穀類ですので、原材料が穀類中心に作られたフードだということになります。もともと肉食の猫にとっては動物性タンパク質のほうが重要であり、穀類は必ずしも必要なものではありません。

原材料の割合として穀類が多いということは、穀物消化が苦手な猫にとって、消化不良を引き起こしてしまう可能性があります。食べた餌を吐いてしまうことにもつながるのですね。

また、人工添加物が多く、着色料がいくつか使用されているところも要注意です。特に、赤色102号」などはアメリカやヨーロッパにおいて使用が禁止されている成分です。微量ですが、こういったものが使われているのは、評価できることではないですよね。

肉類に関しても、ほとんどがミールとなっています。ミールというのは人間が食べられないような病死した動物の肉や、普通は食べない内蔵や爪や毛などを混ぜあわせた肉のことです。肉類の原材料の質が良いとはいえないです。

ただ酸化防止剤に関しては、ハーブエキス由来のものが使用されています。その点については安心できそうですね。

まとめ

実は、我が家も長年、銀のスプーンにお世話になっていました。銀のスプーンは猫の食いつきも良く、その価格や入手のしやすさなどからも人気のフードだと思います。

ところが、食べた餌を吐き戻す子が多く、心配になり調べた結果、今ではキャットフードに対する認識が変わりました。

猫は人間よりも寿命が短く、一緒にいられる時間も限られてきます。そして、毎日の食事は猫ちゃんの健康にかかわる大切のものです。飼い主の認識次第で猫ちゃんの寿命は大きく変わってくるものかもしれません。

もちろん価格が安い、食い付きが良いなども大切なのですが、できるだけ長く猫ちゃんとの時間を過ごすためには、毎日のごはんをしっかりと見直すことも大切のかもしれません。

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